【お仕事紹介】業務システムの習熟について
「15分でお仕事紹介の記事を書いてみた」のコーナーです。
今日は業務システムの習熟についてです。
業務システムとは、社内で使うシステムのことで、例えば、顧客管理システムとか在庫管理システムとかそういうのです。
習熟とは、業務システムに新しく機能追加した時に、新機能の使い方をシステムユーザに教えることです。
弊社の業務システムは10年くらい前に導入したシステムを機能追加したり、システム統合したりしながら使っていまして、非常に多くの機能、操作ルールが存在します。
また、20年選手のベテランがいる部署から、1年くらいでどんどん人が入れ替わる部署まで、色々なところで使われているという特徴があります。
そんな特徴を踏まえ、習熟では以下のようなことを気にして実施しています。
・新機能の導入背景と目的を伝える。
・初めてシステムをさわる人でもわかるように資料を作る。
・本社都合で使いにくくなる時は本社都合を丁寧に説明した資料を作る。
・そして、対面で丁寧に説明する。
・簡単な質問にも真摯に対応する。
ベテランは新機能追加、特に操作方法が大きく変わることをすごく嫌がります。現場のボス的存在の人が納得してくれないと習熟が全く進まないので、ボスへの根回しは特に丁寧に行います。
システム維持費の削減、システム操作のシンプル化を掲げて、どんどん機能を落としているので、ベテランさんへの説明が本当に大変です。
「その機能無しで業務できるわけないだろ!」とよく怒られます。
入れ替わりの激しい部署については、なるべく操作方法をシンプルにする話はよく聞いてもらえますが、新しく機能追加(サービス追加)して、オペレーションが増えるとすごく嫌がられます。
部署のリーダーの人に「俺に代わりに教えてみてよ。そんな複雑な操作させられると思う?」と怒られたりします。
本社主導で会社全体の方針に合わせて業務システムの機能を変更すると、習熟が大変だよという話でした。
ちなみにウォーターフォールで開発しているので、習熟しているときに操作感が悪いということがわかっても、機能変更はしません。というか、できません。
web系システムでアジャイル的に機能追加して、ユーザの反応見て、どんどん機能変更していくみたいな開発やってみたい。