【TECH::EXPERT】プログラミングスクールに思うこと
スクールに通い始めて約3.5ヶ月。
もうすぐ最終課題が始まるのですが、カリキュラムの「隙間時間」を活用してTECH::EXPERTについて思うことをつらつら書こうと思います。
めっちゃ長い上にまとまりも無いですが、ご了承下さい。
価格と進捗管理
TECH::EXPERTの価格は安くありません。夜間6か月コースの場合、約80万
にも関わらず、夜間コースは離脱者多数。私のチームは最初7人で今3人
夜間コースを進める上で、学習時間は最低1日3時間。仕事が忙しい人にはかなり厳しいので覚悟が必要です。
この厳しいカリキュラムをスケジュール通り終わらせる仕組みとしてライフコーチがついてくれて、日々の学習進捗が管理されます。
進捗が100%を切ってくるとすぐに面談等でお尻を叩いてくれるので、自分で勉強するのが苦手な人にはいいかもしれません。
また、仕事をしながらだと1人で家で勉強する時間が長くなってしまうので悩みを抱え込んでしまいがち。
なるべくスクールに来て、チームメンバーやライフコーチと直にコミュニケーション取れる人の方がモチベーションを維持しやすいと思います。
カリキュラム
カリキュラムは大きく基礎(1.5ヶ月)、応用(2ヶ月)、最終(2.5ヶ月)の3つに分かれます。
学習内容は、html css Ruby Rails テスト Javascript JQuery git/git-hub AWS 自動デプロイなどなど。PHPやPython、Javaはカリキュラムにはありません。
Rubyってオワコンなんじゃね?と思った人は自分でいろいろ調べてみて自己判断することをおすすめします。
私は以下の理由でRubyを学習することは無駄ではないと考えました(若干後付けの理由ですが)
- 過去Rubyで作られたアプリはたくさんあり、その機能追加やリプレイス案件はまだまだあると予想。
- Rubyに関する記事、解説がたくさんあり、学習しやすい。
- 一つの言語をしっかり勉強すれば他の言語も取得しやすいはずなので、まずは勉強しやすいRubyを選択
大事なのは自分で調べて、自分で判断するということ。
ちなみに、Rubyがオワコンで学習する必要がないと判断することをまったく否定しませんし、それも正解の一つだと思っています。
応用カリキュラムでチャットアプリを完成させないと最終カリキュラムに進めないんですが、ここでつまる人が多いです。
特にJavaScript(JQuery)とAWSへのデプロイが難しくて、カリキュラムもわかりにくい部分はあるように感じました。
ただ最近、教材がわかりやすくなって、かなり難易度は落ちました(手取り足取り解説してくれます)
ここについては多少思うところがあります。
教材のレベル(わかりやすさ)について
教材はやろうと思えばどこまでも簡単にできます(極論、答えとなるコードをほとんどを紹介すれば良い)
でも、簡単でわかりやすければ良いというものでも無いと思うのです。
私が学習したときの教材は、機能実装の考え方やヒントのみで、必要なコードはほとんど調べる必要がありました。
似たような機能の実装方法を調べて、その方法を応用して自分のやりたいことを実現するといったことをしていました。
この学習方法は、時間はかかったものの、調べるスキル、理解するスキル、応用するスキルがそれなりに身についたと感じています。
そういうことも考えて、教材を作っていたのかなと。
ただ、うまく調べれなくて詰まることはもちろんあると思うので、それをフォローするのためのメンターなのかなと思います。
メンター
TECH::EXPERTの売りのひとつにメンターに質問し放題というのがあります。
基礎カリキュラムのうちは文字通りどんなことでも質問し放題なのですが、応用カリキュラムに入ると少し変わります。
質問したらすぐ答えてくれるというわけではなく
- 何が問題か仮説は立てたか
- 問題解決のためのどこまで調べたか
といったことが求められます。
この対応はエンジニアになった時の「質問力」を鍛えるためだと思われます。
働きだしてから、先輩エンジニアに何でも聞くわけには行かないので、良い訓練になるかなと。
ただ、最近は受講者の数が激増したからか、メンターに質問しようにも1時間待ちが常態化しているので、そこは改善してもらいたいところです。
あと、メンターのスキルレベルですが、これはかなりバラツキがあるように感じられました。
とても専門的な部分まで説明してくれる人もいれば、表面的なことしか答えてくれない人もいます。
そもそもスキルレベルの高いエンジニアはスクールで働かずにフリーランスになった方が稼げるわけで。まあ、多少はね。
スクールならではのカリキュラム
スクールならではのカリキュラム(独学で学びにくいもの)としては以下のようなものがあります。
- エラー解決テスト
- 個人アプリ発表会
- チーム開発
エラー解決テスト
エラーが仕込まれたアプロケーションをダウンロードして、エラー解決を行うテスト。めっちゃ難しいけど、すごい勉強になりました。
また、チームで相談しながらエラー解決を行う勉強会などもあります。
個人アプリ成果発表会
自分で調べて、好きなアプリを作って発表する場。発表会という期日が決められているので集中して学習できます。
プレゼンの練習にもなる。また、様々は発表を聞くことで、刺激になります。
ちなみに個人アプリについてはメンターに質問できないので、文字通り個人で作る必要あり。
チーム開発
チームで1つのアプリを作る。アジャイル開発のスクラムやgit-hubのコンフリクト、チームマネジメント等が経験できます。
(チーム開発はこれからなのでまた感想書きたいと思います)
これらは1人ではなかなか経験できないので、スクールのメリットと言えるのではないでしょうか。
結局TECH::EXPERTどうなの?
私にとってはとても良いスクールです。入ってよかったと断言できます。
ただし、全ての人にとって良いスクールかというとそうでもないので、よく考えてから入会してください。