【お仕事紹介】要求仕様工程に入るまでについて
15分でお仕事紹介のコーナーです。
今回は要求仕様工程に入る前の工程(超上流工程)がどんなものか
紹介したいと思います。
まず前提として
開発言語はJAVA、業務システムの機能追加開発で
プロジェクト規模は1億〜10億程度と思ってください。
うちの会社だと以下の流れになります。
・業務改善チームが業務改善による効果を試算(例えば10億のコスト削減効果あり)
・社内SEチームが業務改善を実現するために必要な業務システムコストを試算(例えば8億円で開発できると試算)
・業務改善チームと社内SEチームで細かく前提条件を合わせる。場合によっては業務システム開発ベンダーに詳細見積を依頼する(有料)
・費用対効果があると確信が持てたら、社内の意思決定機関に提案書を提示する。
・提案書は社内SEチームで作成。提案書に含める内容は以下のとおり。
業務改善施策の概要
費用対効果の根拠
開発ベンダー決定理由
事業計画との整合性を提示
KPIの提示
・意思決定機関でOKが出れば、要求仕様検討工程に進みます。
1億以上のプロジェクトだと意思決定まで半年以上かかることもよくあります。
ちなみに意思決定期間でOKが出た後に要求仕様検討を外部委託するための決裁が必要になるので、その決裁でまた時間がかかります。
ひたすら手続きをやる感じです。